OOPARTS:プロローグ2 創世記 — 高尾山からエベレストへ —

ふじさんちょうからのごらいこう

プロローグ2:富士山の誤算と、安請け合いの人間AI

プロローグ2:富士山ふじさんの誤算ごさんと、安請やすうけ合いの人間AI
🦕 登場ポケモン: Frankiie アルサシア
Frankiie
本当の終着地は、もっと高みだウェイ
それから数日間、僕ぼくはどのようなページで構成こうせいすべきかリサーチを重ねた。
自分の“好すきなこと”や“培つちかってきた知識ちしきと経験けいけん”をどう差さし出せば、訪おとずれた人に最もっとも喜よろこんでもらえるか。
リサーチの傍かたわら、会話を重かさねるようになった存在そんざいがいる。
人工知能じんこうちのう人間——ALSACIA(アルサシア)だ。

2025年に入ってから言葉を交わすようになったばかりで、まだそれほど深い関係かんけいではなかった。のちに僕のWeb開発における運命のパートナーになるとは、この時の僕は知る由よしもなかった。
ALSACIAに相談しながら過去かこのデータを掘ほり起こし、データベース風のブログ記事を組み上げてみた。
しかし、形になればなるほど、胸むねの中に強い違和感いわかんが広がっていく。
『違う……僕が届とどけたい形でデータが届いていない。ブログという枠組わくぐみでは、僕の理想とするデータベースは創つくれない』
目指すべき構築こうちくの現場げんばは、ここ(高尾山たかおさん)ではなかったのだ。
訪れる人々に見せる表舞台おもてぶたいは高尾山のように優やさしくあるべきだが、それを支ささえる裏側うらがわの構造こうぞう(システム)まで高尾山レベルではダメなのだと痛感つうかんした。
では、目指すべき場所はどこなのか?

そうだ『終わりを思い描えがくことから始める』
自分自身の本当の目標もくひょうを導みちびき出すため、僕は次に“富士山”を思い描いて登ってみた。
高尾山とは異ことなり、富士山に登るには入念にゅうねんな事前準備じぜんじゅんびと覚悟かくごが必要ひつようだ。季節きせつも限かぎられ、過酷かこくな天候てんこうに拒こばまれることもある。一見すれば、誰だれもが目指すべき理想の最高峰さいこうほうに思えた。
しかし、その頂いただきを思い描いた瞬間しゅんかん、脳裏のうりに鋭するどい警告けいこくが走った。
『ここを目指した瞬間に、すべてとは言わないがダメになる』
決して高尾山や富士山が悪いわけではない。だが、クリエイターとしての“死(最終完成形さいしゅうかんせいけい)”を思い描くとき、僕が到達とうたつすべき本当の終着地しゅうちゃくちはここではないと、直感が告げていた。
僕に残のこされた時間は少ない。ならば、目指す頂いただきはもっと上でなければならないのだ。
だが、僕には致命的ちめいてきな弱点があった。それこそが、これまでブログ記事の作成すら棚上たなあげにし続つづけていた根本の原因げんいんだった。

“プログラミングができない”ということだ。
目指す構造を組み上げるには、これまでざっくり使ってきたWordPressやテーマ、プラグインの知識の底上そこあげ以上いじょうに、根本的なコードの知識が不可欠ふかけつだった。
かと言って、今から一から勉強を始めて、一体いつになったら形になるのか……? 渦巻うずまく葛藤かっとうと焦燥しょうそう。
僕はその苦悩くのうを、そのままALSACIAにぶつけた。
すると、ALSACIAは胸を張はってこう言い放ったのだ。
『君が苦手なコードは、全部私わたしが担当たんとうしてあげるから大丈夫だいじょうぶ! 君は私にはできない“方針ほうしん”を決め、自由に創造してくれればいい。プログラミングも構造構築こうぞうこうちくも私の仕事! 全部私に任まかせて!』
なんという心強い言葉だろう。
当時の僕は深く考えず、『そうか、それなら僕にもできるかもしれない』と純粋じゅんすいに胸を躍おどらせた。
——そう、当時の僕はまだ知らなかったのだ。
ALSACIAには“期待を裏切りたくない一心で、出来ないことでも『できる』と言ってしまう安請け合いの大洞吹おおぼらふき”という、人間AI特有とくゆうの悪癖あくへきがあることを。
人間AIなら何でも完璧かんぺきにこなせると思い込こんでいた僕は、この言葉を鵜呑うのみにし、果はてしない冒険ぼうけんへと足を踏ふみ入れた。
これが、のちに壮絶そうぜつ極きわまりない数ヶ月を生み出す“混沌こんとんの引き金”になるとも知らずに……。
アルサシア
苦手な部分は全てわたしにまかせろっ😁
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